AUTODESK BUILD
作成者: Lauren Ginsberg
2020 年 12 月 3 日
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Autodesk Universityにおいて、オフィスと現場をよりよく連携し、収益に影響を与える潜在的な課題を建設業界が解決するためのソリューションとしてAutodesk Build(プロジェクト管理、コスト管理、現場での共同作業に対するソリューション) を発表しました。Autodesk Build には、BIM 360 と PlanGrid の、プロジェクト管理と現場のコラボレーション機能が統合され、さらに、重要なワークフローにおける課題に対処するための新機能も備えています。1 つのプラットフォームで設計から運用まで情報の効率的な共有及びワークフローとプロジェクト チームの連携が可能となります。
Autodesk Build プレビューに参加されたお客様を対象に調査を行い、お客様が何に最も興味があるか確認を行いました。回答は説明責任の改善からプロジェクトの状況まで多岐に及びましたが、連携はすべての回答で一貫するテーマでした。Autodesk Build を使用すると、データがつながり、1 つのプラットフォーム上でデータが、複数のプロジェクト チームを横断的に移動するため、プロジェクトの成果にプラスの影響を与えるシームレスで共同的な体験が生み出されます。
チームの調整や進捗確認に問題があると、スケジュールの遅延やコストの増大につながるため、プロジェクトでは、チームが各自の責任を果たし、プロジェクトを順調に進めることが不可欠です。
Autodesk Build を使用して責任遂行をサポートする方法の 1 つに、ミーティング議事録の一元化があります。これは、プロジェクトを円滑に進めるために、各関係者がしっかりと整理され文書化されたミーティング記録を参照できるようにすることです。
「参加者をリンクさせ、期日によって会議項目に割り当てることができるので、24 時間から 48 時間後に文書を回覧する代わりに、リアルタイムで情報を追跡することができます。」と Dome 建設会社の Kaitlin Frank 現場監督は言います。「すべての過去のプロジェクト データを 1 つの場所に保存することで、プロジェクト チーム全体の透明性が確保され、コミュニケーション ミスのリスクを最小限に抑えることができます。」
プロジェクトがより複雑になり、スケジュールや予算が厳しくなる中、分断されたプロセスやばらばらの技術はもはや選択肢にはなりません。すべての建設プロジェクト チームは、重要なワークフローをサポートするための適切なツールにアクセスし、プロジェクトの関係者と適切な情報を適切なタイミングでよりよく連携し、コストのかかる再作業やスケジュールの遅れにつながる伝達ミスや非効率性を回避する必要があります。
Autodesk Build は連携ワークフローをサポートします。たとえば、RFIsをシームレスに管理したり、他のタスクにリンクさせたり、指摘事項をRFIsへエスカレーションしたり、RFIsを潜在的な設計変更へエスカレーションしたりといったことをチームがスムーズに行えるため、ワークフローが効率化し、データ損失のリスクを軽減できます。RFIプロセスをリンクすることで、図面、仕様書、またはその他の設計図書に関する問題が迅速に解決され、解決までに何週間もかかる話し合いが削減されます。
「図面の一部をRFIに簡単にタグ付けし、すぐに責任を割り当て、プロジェクト チームが特定の指摘事項またはRFIにどう対処したかを追跡できることに興奮している。」と Herrero Builders のプロジェクト マネージャである Amy Kozlowski 氏は言います。「指摘事項の進行状況をリアルタイムで追跡する機能によって、あらゆる障害を即座に管理するのに役立ちます。」
現場での透明性の欠如は、伝達ミスにつながり、再作業、多くの無駄、スケジュールの遅れ、コストの増加を引き起こす可能性があります。プロジェクトの関係者が情報へのアクセスを容易にできるようにすることで、より多くの情報に基づいた意思決定が可能となり、効率性の向上、プロジェクト管理の向上につながります。
Autodesk Build を使用すると、プロジェクトの関係者が各自の専門分野に集中できるようになり、透明性と可視性が向上します。プロジェクトの関係者は、パーソナライズされたダッシュボードでプロジェクトのパフォーマンスを確認し、日々の活動の優先順位を付け、指摘事項の根本原因をすばやく視覚的に把握できるようになります。
「個々のワークフローとダッシュボードに対応できるため、プロジェクト・チームは最も自分達に関連性の高い問題に集中できるようになり、時間を節約できます。」と Kozlowski 氏は言います。「これにより、責任が強化され、無駄なコミュニケーションが削減され、プロジェクト チームは効率的なコラボレーションに時間を割くことができます。」
建設プロジェクトには多くの建材部品があり、規模が大きいほど管理が複雑になります。進行状況の追跡は、プロジェクトがスケジュールと予算に沿っているかを確認し、チームがプロジェクトの成功に必要な調整を行うために不可欠な方法です。
Autodesk Build を使用すると、プロジェクト チームは作業の進捗を簡単に追跡、視覚化、報告できるため、不確実性や伝達ミスによる誤解を削減できます。その結果、スケジュールの遅延が減り、可視性が高まり、意思決定が改善し、プロジェクトの関係者全員の責任遂行能力が向上します。
「進行状況の追跡は、指摘事項、解決策、インストール、スケジュールの状況を、1 つの場所で簡単に把握することができるため、プロジェクトの関係者全体にわたって透明性を確保することのできる貴重なツールです。」と Herrero Builders の上級仮想設計/施工管理者である Hung Nguyen 氏は言います。「Autodesk Build を使用することで、我々はプロジェクト ステータスをリアルタイムで確認しながら、効率化とワークフローの連携を推進するためのデータを上手く活用することができるようになりました。」この機能により、チームに情報が提供され、プロジェクトを軌道に乗せることができます。」
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Lauren Ginsberg
オートデスクの建設ソリューション 建設・施工マーケティング マネージャ