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2030年のベンチマークを満たし 2050 年までにネット ゼロを達成する体制の整ったインフラ業界

投稿日: 2021年12月7日

投稿先: ACA News

オートデスク(NASDAQ: ADSK)、Australian Constructors Association、Consult Australia、Infrastructure Sustainability Councilは初回のコラボレーションで、インフラ パイプラインの設計と施工を通じてネット ゼロの未来を加速する業界をサポートする共同レポートをリリースしました。

このレポート「インフラ パイプラインを通じて実現されるネット ゼロの未来」は、ネット ゼロへの移行を加速するために、ビジネス全体を対象に、アセットのライフサイクル全体にわたるシステムベースのアプローチが必要であることを伝えています。これには、調達、材料、手法、テクノロジー、人材などの機能を主な原動力として利用することが含まれます。

Australian Constructors Association のCEO、 Jon Davies 氏は、「インフラに対する記録的な投資により、建設業界がネット ゼロに対するソリューションの一部となる機会が生まれる」と述べています。

「私たちは誰にも果たすべき役割があり、それは協力して実行する必要があります。このレポートには、政府や業界が低炭素で、気候変動に対する対応力の強いインフラへ道筋をつけるための選択肢と促進手段が定められています」と Davies氏は述べています。

この業界はこれまでに膨大な量の二酸化炭素を排出してきたが、排出量の削減により実現できる効果が既に明らかになりつつあると、Infrastructure Sustainability CouncilのCEO、Ainsley Simpson氏は言います。

「Infrastructure Sustainability Rating Schemeが過去4年間に認定した24の 竣工プロジェクトでは、ライフサイクル全体での二酸化炭素排出量が2,650万トン削減されましたが、これは、2020年にオーストラリア経済全体にわたって節約された 2,600万トンの二酸化炭素排出量に匹敵します」と Simpson 氏は言います。

このレポートでは、アセットのライフサイクル フェーズに基づく主な推進手段のマッピングも行う多くのツール、問題とソリューションの再考や再定義、カーボンの多い材料の削減、アセットの設計と施工に対しての再生型アプローチの徹底に至るまで、さまざまな意思決定を促進、ガイドするネット ゼロの提供モデルが定義されます。

また、プロジェクト チームが、利用、適用、展開、そしてイノベーションを加速できるような実際の事例も用意されます。さらに、テクノロジーは脱炭素の主な推進手段であることも指摘されます。

オートデスクのオーストラリア、ニュージーランドの地域担当責任者であるAndy Cunningham氏は、インサイトを発見し、より適切な意思決定や優れた成果達成に必要なツールをもたらすテクノロジーによってインフラ業界はサポートされるだろうと述べています。

「ソフトウェアは、複雑なプロセスを自動化し、イノベーターが設計、製造、所有、運用すべてを改善するため、データを実行可能なインサイトへと変換するでしょう。クラウド ソリューションや連携したデータ環境により、テクノロジー、プロセス、サプライチェーン、業界全体にわたるイノベーションが推進されます。このような機会は加速する一方です」とCunningham氏は述べています。

このフレームワークのリリースは、COP26 での気候変動に関する宣言に沿っています。この宣言で、地球の気温変動を2030年までに2度以内、できれば1.5度以内に抑えるため、脱炭素を加速することが求められました。

「ネット ゼロの加速を達成し、私たちのセクターの世界的な競争力を維持するには、業界全体にわたる強力なリーダーシップとコラボレーションが必要になります」と、Consult AustraliaのCEO、Nicola Grayson氏は述べます。

「ネット ゼロは皆で共有する責任です。Australian Constructors Association、Consult Australia、Infrastructure Sustainability Councilの団体メンバーとオートデスクとのコラボレーションを通じ、我々は、業界と政府の関係者と連携し、この共有の成果を達成するため、継続的な改善に取り組んでいます。私たちは、皆で協力して安定したペースで大きな行動を起こすことを楽しみにしています」と Grayson氏は締めくくっています。

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