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Autodesk® Takeoff がもたらす 2D & 3D の数量拾いに対する4つの改善点

AUTODESK TAKEOFF

作成者:Lauren Ginsberg

作成日:2020年12月8日

購読にかかる時間:4分

従来、2D と 3D の数量拾いは別々のアプリケーションで行われ、その後手動でデータがまとめられています。その結果、多くの時間と労力を必要とする、不連続なプロセスが生じています。2D と 3D のワークフローを、Takeoffによる一元化されたプラットフォームに統合することで、積算チームは担当範囲の明確化やより正確な数量拾いを実行し、収益の向上を図ることができます。

Autodesk Universityで、Autodesk® Takeoff は、クラウドベース化された数量拾いソリューションで、1つのプラットフォームから 2D と 3D の数量拾いを自動化できるようになることが発表さしました。統合されたソリューションにより、積算チームは 2D モデルと 3D モデルの両方から要素を迅速に数量化し、一元化された環境で最新版のドキュメントと共に管理できます。

オートデスクが提供する数量拾いソリューションによって、2Dおよび3D数量拾いがどのように業務改善されるかを確認するために、一部のお客様にアンケートを実施しました。頂いた回答では、情報の欠落防止から透明性の向上に至るまで様々でしたが、一貫性という点についてはすべての回答で一致するテーマでした。信頼できる一元的な情報源で、コラボレーションが促進され、チームが最新のドキュメントや情報を使用していることが分かり、自信を持って業務を実施できるようになります。

1. 2D および 3D 数量拾いの組み合わせによって見落としを防ぐ

2D および 3D 数量拾いの組み合わせは、積算担当者の業務に新たな価値をもたらすでしょう。BIMデータを同時にレビューする機能により、数量拾いプロセスが合理化され、数量拾い時のエラーや重複を防ぎます。

「2D と 3D の数量拾いを組み合わせることで、1つのツールによりデータを集約し、見落としを防いで数量拾いのプロセスを合理化できます。」と Herrero Builders の見積もり担当者 David Vrabel 氏は言います。「3D モデルで確認できることが、2D 図面上で確認できないことはよくあることです。それは、3Dモデルを通して見た方が一目瞭然だからです。これにより担当範囲重複等のリスクが軽減され、より正確な数量拾いが可能になります。」

2. プロジェクトの関係者間の透明性とコラボレーションの向上

クラウドベースの数量拾いは、チーム間でのデータの共同操作や担当範囲の可視化を可能にし、数量拾いの見落としや重複のリスクを軽減することで、コラレーションを強化し、見積もりプロセスを合理化します。プロジェクトの開始時に担当範囲を理解することによって、関係者の自らの責任が明確になり、ひいては責任範囲が明らかになります。

「オートデスクの新しい数量拾いツールは、透明性の向上により、従来の数量拾いソリューションと比較して、プロジェクト期間中のコストを合理化することができます。」とHerrero Builders のシニアバーチャルデザイン建設プロセスマネージャーである Hung Nguyen氏は言います。数量の管理が容易なため、積算担当者は特定の変更に至るまでコストを追跡でき、プロジェクト予算に関してオーナーとより有意義な協議ができます。

3. すべての見積もりチームがリアルタイムでデータにアクセスが可能

プロジェクトチ ームがリモートで作業している場合、統合された数量拾いソリューションはデータサイロから脱却し、煩わしいデータ共有が不要になります。データが 1 箇所に保存されているため、チームは重複した作業や数量拾いの重複について心配をすることがなく、自信を持つことができます。また、1 つのプロジェクト内で複数の積算担当者が協力し合い、プロジェクトの様々な範囲を正確に見積もり、すべてが正しく計上されていることを保証します。

「オートデスクの数量拾いツールを使うと、複数のソリューション間でデータを共有するための煩雑なワークフローが不要になります。」とDome ConstructionのBIM部門のマネージャであるJohn Mack氏は言います。「クラウドベースの数量拾いソリューションでは、すべての見積もりチームがデータにアクセスできるため、時間の節約やコラボレーションの強化につながり、割り振られた担当範囲毎で、精度の高い管理が可能になります。」

4. 統合プロジェクトデリバリー(IPD)プロジェクトの継続的見積もりの支援

IPDプロジェクトでは、設計の変更を数量拾いに反映させる必要が生じるため、積算担当者は建築設計者と平行して作業する必要があります。チームが予算動向を確認するために、積算担当者は新しい設計が繰り返される度に数量拾いを実行する必要があります。

「Autodesk Takeoff の一貫した見積もりを支援する機能は、毎週見積もりと予算編成を行う必要があるIPDプロジェクトに大きなメリットをもたらしうるでしょう。データを 1 つの場所に保存することで、予算の計算や見積もりをより迅速に行うことができます。」と Mack 氏は言います。

Autodesk Takeoffの詳細はこちらをご覧ください。

「業界は急速に進化しており、統一されたプラットフォームを持つことで、私たちはリアルタイムで情報を統合し、プロジェクト全体に影響を与えるより多くの情報に基づいた意思決定を行うことができます。」と PARIC コーポレーションの技術革新担当 VP である Andy Leek 氏は言います。「オートデスクの新しい数量拾いツールを使用することで、プロジェクトのライフサイクル全体にわたって数量拾いと見積もりを行うことができるようになり、非効率的なプロセスと重複した作業を無くして、どうしたら予定予算に近づけるかを簡単に管理し、最適化することができます。さらに、このデータを駆使してコストと作業効率を最適化できるため、新しいプロジェクトに人員を割くことができ、より多くの案件を獲得する際に競争力を高めることができます。」

Autodesk Takeoff は世界各国でご利用可能になりました。詳細はこちら

Lauren Ginsberg

オートデスクの建設ソリューション 建設・施工マーケティング マネージャ