2021年12月7日
ブルックフィールド・アセット・マネジメント社は、3つのグリーン プロジェクトに1,120億円(9.7億ドル)融資する契約を締結しました。これには、One The Esplanade Perth向けの518億円(4.5億ドル)のグリーン ローンが含まれます。
ブルックフィールド アセット マネージメント社でオーストラリアにおける不動産ポートフォリオ責任者、Shane Ross氏は、「サスティナブルな融資は ESG に対する同社のアプローチと合致しているのと同時に、投資家の需要に応え、より多様な資本へのアクセスを提供する側面もある」と述べています。
One The Esplanadeのような新規の建設向けのグリーン ファイナンスは、設計プロセス開始段階からサスティナビリティが組み込まれています。One The Esplanade は、International WELL Building協会から NABERSエネルギー評価の5つ星とグリーン スター格付けおよび WELL認証のゴールド格付けを達成できるように設計されています。
Brookfield氏はまた、最近完成したバーク ストリート405号室(310億円(2.7億ドル))やブルックフィールド・プレイス・シドニー(290億円(2.5億ドル))の融資枠も保証しました。
確立された資産をグリーン ファイナンスに結び付けることで、よりスマートな運用を通じて建物を改善するための「さらなる推進力」がついたと、Brookfield氏は述べています。さらに「建物がサスティナビリティに関連したハードルをクリアできれば、環境への負荷を抑えながら、資産のパフォーマンスも向上します」と指摘しています。
Brookfield氏は、グリーン ローンのグローバルの「ゴールド クラス」標準であることが考慮されて、2,070億円(18 億ドル)のグリーンローンの気候債券イニシアチブの認証を獲得しました。
フロスト・アンド・サリバン社とオートデスクの最近の調査によると、アジア太平洋地域全体のビジネスの3分の2で、サスティナビリティ戦略を遂行したとBrookfield 氏は述べています。
デジタル化によるサスティナブルな未来の実現の調査で、建築、エンジニアリング、建設、設計、製造分野にわたって調査した企業のうち66%が、サスティナビリティが企業の戦略にとって「重要」または「根本的理念」としています。
オートデスクによると、サスティナビリティの主な推進力となっていたのは、規制と市場の力(92%)、投資家への広報活動(87%)、競争上の優位性(80%)でした。
ブルックフィールド・アセット・マネジメント社は、不動産、インフラ、再生可能エネルギー、未公開株式、クレジットの分野全体にわたって72兆円(6,250億ドル)を超える資産を管理しています。
One The Esplanadeの建設は、2023 年中頃に完成する予定です。